【洒落怖】山籠もり演習

山籠もり演習

最近親戚から聞いた話。
自衛隊所属は数日かけて山に籠もって演習を行うことがある。

この時、山を掘って作戦やら指令を出す部屋の出入り口に2人の隊員(兵士)を見張りで配備するのだが、その配備された隊員が真夜中に見張りを放棄してすっ飛んできた。

2人は顔面真っ青でガクガク震えていた。

話を聞くと、
2人は見張りをしている時に前方からガサガサと物音がするので静かに注意した。

最初は動物かと思ったが、明らかに人が歩く音が出てている。
数メートル先まで来たので、注視すると暗闇の中でも人間のシルエットが確認されたため、2人で左右に分かれて息を殺しながら対象人物を挟み込むように接近した。

3~4メートル付近で止まり、対象者を2人は静止を忠告するも相手は全く無視するので、これ以上進んだら撃つぞと銃の装填してジャキッ!と音を出すも微動だにしない。
そして隊員2人が対象者をライトで照らすと、そこには誰もいなかった。

ガタガタ震えながら話をした2人は持ち場に戻るのを嫌がったが、押し問答の末、なんとか持ち場に戻らせた。

その演習場所含め隊員の寮でも自殺者が多い。
様々な理由で耐え切れず自ら命を絶つ。
勿論ニュースなどで公表されず奇怪な事を経験する人も多いそうで、彼たちが見た人は自殺した隊員なのかもしれないと教えてくれた。

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